真田ピロシキ

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterflyの真田ピロシキのレビュー・感想・評価

2.8
セイバーと凛はまだしも桜に何の興味もない。いかにもオタク受けしそうな貞淑系美少女。クズ兄貴が人形呼ばわりしてたのは的を射ている。「私、処女じゃないんです…」はぁ、そうですか。キモオタは処女厨が多いから思い切ったと言えなくもないが、それがスーパーHENTAIプレイによるものではまともな女性を描こうとしたとは思えるはずもなく。結局フェチとしての消費。夜這いをかける桜を見た時は俺はなぜこんなエロゲーアニメを見てるんだという気持ちに。桜の巨乳もうえっ…と。あ、なんか血の繋がらない兄貴による近親相姦もあったよ。キモー本当にいいとこねーな、このワカメ兄貴。

好きなサーヴァントも前作でキャスターとランサーが退場してるので消化試合傾向だがまだ長身女ライダーが残っている。魔眼のチート。セイバーオルタvsバーサーカーは最早ドラゴンボールの派手さ。士郎=アーチャーを視聴者にだけ明かしたり、大河によってイリヤが間接的に切嗣を知ったりとこれまでの関連作を見てる人への目配せがあって最終作としての演出は豊富。

無闇にエログロをばら撒けば大人向けと思ってそうな、深夜アニメ耐性がなければとても見てらんなさそうなアニメであるが、悪趣味なだけなので割り切れば見ていられる。これがFGOになるとギトギトした性欲の吹き溜まりかつ差別的な表自1000%限界オタクコンテンツになるんで、それに比べれば遥かに上品でマシです。このアニメのこれはどうかなーと思う表現を全て集めてもFGOの頼光1人にも及ばないから。あんな時間の浪費課金ソシャゲをやるよりこれを見た方がずっと有意義。