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へそくり社長のtapes201のレビュー・感想・評価

へそくり社長(1956年製作の映画)
3.5
社長シリーズ、記念すべき第一作。今から見ればお伽話のような緩さ/長閑さ/公私混同の具合、あくせくしてない感じはまあ、としても森繁始めとする芸達者、曲者どもが縦横無尽に特記事項なし、なんでもなさ過ぎる戦後日本の日常を演じていく、という、大好きなシリーズ。エスカレートしていく宴会シーンはまだ控えめ。今は亡き昭和史を語る上で最高の資料ではないか。また、株主総会で、森繁が、社員からの要望である賃上げ/家族手当を受け入れる、その方が社員のモチベーションも上がるから、と頑張るシーン、現在ではどう映るのだろうか。
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