Tラモーン

海へ行くつもりじゃなかったのTラモーンのレビュー・感想・評価

3.7
仕事やプライベートでストレスを抱え日々を悶々と過ごしていた修(時光陸)は、元カノの結婚式をバックれて1人泥酔していた。リナ(川岸里菜)は就職活動が上手く行かず未来を見失いかけており、父親とも上手くいっていない。その日の夜、リナが路上でパントマイムをしていると、泥酔した修が絡んでくる。


『海へ行くつもりじゃなかった(けど行った話)』って感じかな。オアシスの"(What's The Story)Mornig Glory"的な。

出会ったばかりでお互いのことをよく知らず、行き当たりばったりで向かった海で、なんとなく2人の心が晴れて行く。ただそれだけ。

会話も説明もない、短編の良さが最後のリナのお辞儀にギュッと詰まっていてグッときた。
その前の2人笑っちゃう明け方のシーンと、リナのメールのシーンがまたよくって、彼女も修に救われたし、修もリナのパフォーマンスに心が晴れた。だからあのラストシーンが最高。

全てのシガラミをブン投げて見知らぬ可愛い女の子と海行きてえな。

リナを演じた川岸里菜の感じ好き。
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