【あらすじ】
女子高生のあきらは、ファミレスでバイトをしている。かつては誰もが知るほど陸上の短距離走で有名だったが、アキレス腱断裂という重傷から、陸上部と距離を置いていた。そんなあきらだが、ファミレスの店長である、中年男性の近藤に片思いをしていた。あまりの年の差から、近藤はあきらを遠ざける。しかし、あきらは愚直にアプローチを続け、ふとしたきっかけから二人で映画を観に行くことになり…、というストーリー。
【感想】
そこまで期待値が高くなかったが、思ったよりも面白かった。小松菜奈はそのクールな雰囲気から、ツンこそが正義と思っていたが、デレる小松菜奈が真の正義だと気付かせてくれたおかげだと思う。例えば、小松菜奈が、ある男性と映画を観に行き、後日店長と同じ映画をまた観に行くシーンがある。映画自体は二回目なのでつまらなそうにしているのだが、横にいる店長の顔を見て顔がほころぶ。そういった細かい描写が所々にあって、演出の妙に引き込まれていった。ただ、大泉洋に関しては、持ち前のひょうきんな面をあまり出せず、特に序盤は棒読みのようなところもあったため、少し残念に感じた（他にもっといい配役があったのでは、と思ってしまう）。
