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ゲティ家の身代金のおなべのレビュー・感想・評価

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)
3.7
《リドリー・スコット》監督作品、実話を基にして作られた作品。1970年代当時世界一の大富豪と称された総資産額1.4兆円(ギネスブック認定)の石油王ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐される。誘拐犯からの身代金要求に対しジャンはこれを拒否。以降息子を取り返す為に奮闘する母親に焦点を当てその一部始終をリアルに描く。《ミシェル・ウィリアムズ》は最近では『グレイテスト・ショーマン』での活躍が記憶に新しいですね。他にも《マーク・ウォールバーグ》《クリストファー・プラマー》等が出演しております。

この物語がフィクションも織り交ぜてるとは言え実話と聞いて恐ろしい…と言うのも、ただ誘拐犯の金目的の誘拐行為とか売人の狂人ぶりとかだけでなく大富豪ジャン・ポール・ゲティの富至上主義たる偏った考え方がただただ嫌悪感を覚えた…。勿論本来の悪人は誘拐犯であってジャン自体なんの罪も犯してないけれど、誘拐犯の要求に対する返答であったり税金控除の最高額であったり考え方が“金の亡者”そのものだった。

ただこれ本当に忠実に再現していたとしたらどの視点で話を基にしたのか気になります…。

物理的なバイオレンス描写があるので苦手な人は要注意💫
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