いやよセブン

マーラー 君に捧げるアダージョのいやよセブンのレビュー・感想・評価

3.0
マーラーが若い妻アルマの不倫に悩み、フロイトの診察を受け、二人の馴れ初めからを自身が告白するパターンだが、登場人物へのインタビューのようなシーンやアルマだけのシーンがある。
最初に「出来事は事実、どうしてそうなったかについては創作」と注釈が出るので納得。
マーラーは純愛を貫くが、天才の夫に仕える妻は大変、夫が生み出す音楽は人類の資産みたいなもので、これをそばで見る事ができる喜びと同時に、創作を続けさせなくてはならない。
妻も才能があったらしいが、普通の人の範疇で、恋愛に悩むのは仕方ない。