とえ

修羅の華のとえのレビュー・感想・評価

修羅の華(2017年製作の映画)
3.5
面白かったなぁ〜

裏社会を舞台に「運命の女」を巡って繰り広げられる死闘

これは「男を狂わせる運命の女・ミオク」の物語で
そのミオク役のキム・ヘスは、ファム・ファタルになるべく運命を背負ったミオクを見事に演じている

周りにいる人たちの注目を一身に受けるだろうカリスマを兼ね備えたキム・ヘスだからこそ、このミオクという役柄に説得力が出てくるのだ

そして、そのミオクに狂い、この世の全てを破壊してしまうサンフンを演じたイ・ソンギュンは、これまでの優男のイメージをガラリと変える残忍さを見せる

この映画は、その主演ふたりの魅力の上に成り立っていて
世界は彼らの狂気を中心に回っている

そして、女は「何のために生き、何のために強くなる」のか
その女たちの「愛の強さ」も描かれた作品だった

「悪女」もそうだけど、韓国には、大人の女性が年相応の魅力を発揮できる映画があって羨ましいなぁ
と思った映画だった
とえ

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