矢吹健を称える会

沈黙、愛の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

沈黙、愛(2017年製作の映画)
2.7
 チェ・ミンシクが苦みばしった顔してるので何となく雰囲気はあるのだが、妙に勿体ぶったストーリーテリングが鬱陶しい。特にーーまあ話のキモであるから詳述しないけれどもーー監視カメラの動画を巡るあれこれはやたら描写が錯綜していて(弁護士の同僚が壊れた動画を修復した件とか、なんだったの)混乱する。女優陣のキャラも総じて面白くない。

 個人的に「発見」といった感じなのがチェ・ミンシクの片腕として暗躍する(このあたりの描写がまた、なんとも飲み込みにくいんだが)チョ・ハンチョル。この人、沼田曜一にそっくり。今後の活躍が期待される。