あさのひかり

荒野の殺し屋のあさのひかりのレビュー・感想・評価

荒野の殺し屋(2017年製作の映画)
3.6
ネトフリオリジナル。この映画の中で語られる話自体は私はとても面白かった。悪徳商人と殺し屋によって強圧的に支配される世界で、男だけでなく女子どもとっても、荒野過ぎるくらい荒野な地が舞台となっている設定が良かった。そんな地だからこそ、そこにささやかな愛や優しさがあるだけでとても美しいものに思える。それこそこの話の中のパライバトルマリンみたいに、小さくてキラキラしてとても大切なものみたいに感じる。そして巡りゆく因縁も面白い。

・・・だからこそおしい!そんな地で命懸けで生きている男たちが、あんな話を、「へーそれで続きは?」なんて悠長に聞かないと思う、さすがに自分と関係ないか気にしながら聞かない!?っていうのはかなり違和感。話が本当にうまい可能性はあるけど、それにしてもあいつ絶対しゃべり過ぎだし、聞いてる方も素直に聞き過ぎ、普通なら話が終わる前になんとかなってるはず。

ところで、パライバトルマリンってダイヤよりも貴重で高価なイメージ。私あの独特のネオンブルーの色大好き。あんな大きな研磨済のパライバ、めちゃくちゃお高い(しかもダイヤより硬度低い)だろうに、あんなに雑に扱われていいのかしら?とはちょっと思った。ブラッドダイヤと一緒で、あんな経緯で産出されてるとしたら・・・さすがに憧れは薄くなるな。
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