シャチ状球体

愛と希望の街のシャチ状球体のレビュー・感想・評価

愛と希望の街(1959年製作の映画)
4.6
愛も希望も無い街、そして格差社会を痛烈に描いた名作。

絶対に相互理解のできない"身分"の異なる二人がすれ違っていくのが見ていて痛々しいが、これがまたリアル。
息をすれば生きていける家に育った人と、犯罪をしなければ生きていけない家に育った人とでは人間らしさの定義が全く異なるという、現代にまで続く"絶対に埋められない溝"を映像で表現しているのが流石である。
シャチ状球体

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