大島渚初長編。私の嫌いな若き大島テイストが炸裂していて観るのがつらい。登場人物の愚かさを傲慢に俯瞰して嗤う若き大島テイストだけれども、主人公のマサオくんだけは、夢と希望の街に夢も希望もないことをわき…
>>続きを読む家族のために鳩の習性を使って詐欺紛いの行為で生活費を稼ぐ少年と、大企業の令嬢の友情を描く。
大島渚監督の鮮烈なデビュー作。戦後の貧困層と上流階級の溝を川崎をロケ地にし、描いたオリジナル脚…
筋書きの美しさ。
個人レベルの思いは、社会の中で儚く散っていた。
そんな中でも生きていかねばならないと、ラストを見て思う。
きっと、ここまで出来た人間である主人公なら、
この先も生きていけるだろう。…
昔の人の鳩に対する執着って何なんだろうか。「キューポラのある街」でも子供たちが鳩の売買をするシーンがあった。
この正夫の詐欺まがいの商売も家族を想ってのこと。やっぱり辛い。
この街のどこに希望があ…
大島渚デビュー作久しぶり観る
小都市の駅前で鳩を売る少年。
鳩は本能で少年宅に戻り繰り返
し続け貧しい家庭の足しに。
ある日重役娘が鳩を買うが
「鳩を売る少年」というタイトルが気に
入らない社長…
貧困家庭の中学生と先生、ブルジョワ家庭の女の子が鳩を通して色々葛藤する話。
自由の象徴である鳩が人によって売られ、本能に抗えずまた帰っていく。ある程度与えられた自由は本当に幸せなのか。むしろガッチガ…
27歳にしてこの出来は恐るべし
ウェルメイドな仕上がりにテンポも良く非常に面白かったです。
組織なんて個人より案外脆弱なもんだし平和の象徴である鳩を最後に撃ち殺すことで人間の無情を表すオチは秀逸。
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松竹株式会社