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「愛と希望の街」に投稿された感想・評価

Jaya

Jayaの感想・評価

2.2

このレビューはネタバレを含みます

貧乏中学生の正夫が一家のために鳩を売るも、そのせいで就職できなかったお話。鶴見川ということで鶴見らしい。

いくらなんでも酷いと感じる台詞回し。文芸的ですらなく、ただただ時代がかった半端な口語。そして演技も演出も酷かったです。

鳩を売るというところから今一つ付いて行けませんでした。返ってきたのをまた売るのがそれほどの悪行か…?盗品売買なんかの方が説得力ある気がしますが、まあこの辺が落とし所だったんだろうなと覚めた気持ちに。

典型的な偽善的ブルジョワとして描かれる重役一家。善意の人々のようですが、それも余りに薄い。極貧を生き抜く正夫一家に、その演出的添え物でしかない知恵遅れ妹。貧乏であるということに過剰な期待。ラスト、そんなに純粋可憐なら猟区も守れっつーの。

貧しさの根本に迫るという意味では、なるほど貧乏人たる頑迷さはよく描かれていましたが、結論ばかり専攻して、人間味が全く感じられない映画でした。
drymoon

drymoonの感想・評価

4.8
鳩小屋と鳩、2つの破壊が象徴的。本来ブルジョワはそれをする必要はないのだけれど、あのカットを挿れることで隔たりの大きさが強烈に増す
うどん

うどんの感想・評価

4.3
4/30@ラピュタ阿佐ヶ谷
『二階の他人』との二本立て。

鳩を売る少年が持つ悲しい秘密。

中途半端な優しさは時に一番残酷。

皮肉とも思えてしまうタイトル…
Kunihiro

Kunihiroの感想・評価

3.5
大島渚監督の記念すべき劇場用第一作。なんか正義感が薄っぺらかった。
凄まじい
ハト売りの少年はサギ師なんだろうか
立場が彼をそうさせたんだろうか
都会の空に放たれた一発の銃声がこの映画の幕切れ
主人公の美少年ぶりも衝撃的
びーち

びーちの感想・評価

3.9
貧しい少年は街角で鳩を売る。鳩は帰巣本能でやがて少年のもとに戻る。少年はそれを繰り返すことで、生活費の足しにしていた。詐欺と言っていい。確かに悪事だ。本人も後ろめたく思っている。だが、単純に断罪していいものか。そうしなければ食べていけないのだ。昭和30年代の日本、持つ者と持たざるとの間の埋めがたい溝を、大島渚はこの処女作で鋭く抉る。「鳩を売る少年」という本来の題名は松竹の意向により現在の題名に変更されている。とてもシニカルに響く。
もち

もちの感想・評価

3.8
戦後復興から取り残された人々とそこを乗り越えいわゆる”ブルジョアジー”側の人間を”鳩”という平和の象徴である動物を使い人間模様をさらに面白くしている。
大島渚の初監督作品。鳩といえば平和や無辜の象徴のように思えるが、この作品ではそれを逆手にとり詐欺の道具となっている。裕福な少女はラストで兄にその鳩を撃ち殺させるが、それはもう鳩を使った詐欺を許さない、少年の経歴に傷をつけてしまった貧富を否応なく生み出す社会の歪みと闘うという正義の怒りの表れともとれるし、少年と決別して父親の言うように「大人になる」儀式として行ったともとれる。少女の豊かさゆえの幼さ、純粋さが悪意なく描かれているところが良かったし、少年の担任の女性教師の自我や芯の強さも良かったと思う。
Gocta

Goctaの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

母親と妹と暮らす貧しい少年が、生活費を得るため、鳩の帰巣本能を利用して何度も同じ鳩を売るが、その詐欺的行為のために社会から制裁を受ける映画。

登場人物に基本的に悪人はおらず、それでも各個人の立場に基づく社会規範や価値観に沿って行動することが、社会全体として少年を受けれ入れられないことに繋がる。そこには憐れみや優しさといった感情だけでは越えられない社会的断絶がある。映画の最後が象徴的で、妹は鳩を放すか放さないか、兄は猟銃で撃つか撃たないかが、断絶を越えられるか否かの踏み絵となる。

大島渚のデビュー作であるが、さすが大島渚という良作。
大島渚の作品制覇したい。

京急が走る川崎駅が舞台。

今と違いすぎてどこで撮影しているかわからない。

なんとも言えない味がある。

秀作だ。

大島渚って、出演する役者がいつも同じ。
渡辺文雄っていつも出てる。

こんな老けた女子校怖い。
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