矢吹健を称える会

高崎グラフィティ。の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

高崎グラフィティ。(2018年製作の映画)
2.5
 そもそも5人のキャラクターと関係性が掘り下げられていないという不満があるのだけれど、とりわけ気になるのが感情表出の単調さである。中盤以降、登場人物各位のエモーションの言語化が顕著になる。めっちゃ怒鳴る。主要キャラクター5人、全員2回以上は怒鳴るのではなかろうか。Aが怒鳴った直後にBが怒鳴るというような連鎖反応も見られるようになり、ウンザリレベルは上昇の一途を辿る。

 スローモーションの使い方も良いとは思えない。中央銀座(地元なんでね……)でのあれとか、2回も繰り返すほどではないと思う。

 ただ、君嶋パイセンのみ頼もしい存在感だった。