MARUKO

スパイダーマン:スパイダーバースのMARUKOのレビュー・感想・評価

4.7
ここまで高水準かつずっとテンション高めを維持しているにもかかわらず、ここまで一貫して最後まで面白い映画はなかなか無いんじゃないかと思う。(よくも悪くも)
今まで体験したことないアメコミタッチのアニメーションに、スパイスピリピリの発想とテンポ。その道に携わっていなくても、嫉妬してしまいそうなほどの映像センスのよさに、文句の付け所がない。

時間じゃなくて次元にしたのがよかった。まさかそうなるとは思わなかったけど、"次元"だから誰にも怒られずやりたい放題だよね笑。
ストーリーの起承転結にどこか既視感を抱いても、その要素と表現がここまで新しいと、さすがに全く目新しいものに映る。

まさにスプレー缶で描くような軽快な勢い!!と言える。
ただそれでできたものは、まさにスプレー缶で描いたようなベタ塗りとも言えるような…。心に残ったのはあのシーン、みたいな感じではなく作品全体の"勢い!!"って感じ。
トイ・ストーリーを人生ベストにあげてるような人間だから、そういうアニメーションが好きなんだよね笑
だから(よくも悪くも)ずっとテンション高く面白い。完全に好みの問題だけどね。

他の作品とは一線を画して、文字通り次元が違うレベルに達してる。さらにマーベルっていう基盤が強すぎ笑。人気もクオリティもインパクトも、過去最高のオスカー長編アニメーション賞じゃないかと。

ここまでのこだわりと完成度の高いアニメーションを越える作品が今後出てくるのか。
以降マーベルがこんなとんでもないことしてくるなら、別の道を考えるしか…。

そうでなきゃ早めにマーベルからピストル奪わなきゃね、「ずるいよ」って笑

p.s.面白すぎ
興奮して同じことつらつら書きすぎました笑
MARUKO

MARUKO