ろいろい

劇場版ポケットモンスター みんなの物語のろいろいのレビュー・感想・評価

3.6
💠favorite line💠
"1人でできないことも、ポケモンと一緒ならできる。ポケモンが傍にいれば元気も力も湧いてくる。それがポケモンパワーだ!"

🎞️catch phrase🎞️
『ひとりじゃできないことも、キミとなら…。』

🎞️story&information🎞️
人々が風と共に暮らす街・フウラシティでは、1年に1度だけ開催される“風祭り”が行われていた。
祭りの最終日には伝説のポケモン・ルギアが現れて、人々はそこで恵みの風をもらう約束を、昔から交わしていたという。
ポケモン初心者の女子高生、リサ。
嘘がやめられなくなってしまったホラ吹き男、カガチ。
自分に自信が持てない気弱な研究家、トリト。
ポケモンを毛嫌いする変わり者のお婆さん、ヒスイ。
森の中で一人佇む謎の少女、ラルゴ。
偶然、風祭りに参加していたサトシとピカチュウは、5人の仲間たちと出会う。
それぞれが悩みを抱え、パートナーのポケモンと一歩を踏み出せない中、みんなが出会うことで、運命の歯車が動き出す――。


監督は矢嶋哲生。

テレビアニメ『ポケットモンスター』の劇場版21作。
前作『キミにきめた!』と同じく、放送中のテレビアニメシリーズとは直接関係のないストーリー。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
2018年に上映されたポケモン作品。

ポケモンとの共存を意識した群像劇。
題名に偽りなき大人の鑑賞に耐えうる「みんなの物語」だった。

本作の主人公はサトシではない。
強いていえば主人公は『フウラシティ』そのもの。
そして、そこに住むポケモンと人間。
そんな彼らの中の数人に焦点を当て、
各々が背負っているものについて苦悩をしながら"ポケモンと一緒"に成長していく姿が最大の魅力。

序盤はメインキャラの紹介を入れつつ、目まぐるしく視点が変わり、少しずつ伏線が散りばめられていく。
そして繋がり合っていくポケモンと人間。
ラストに向けて自分の悩みに立ち向かっていく姿には強く胸を打たれた。
凄くベタだけど、それがいい👏
実は群青劇×ベタな話は難易度が高い。
下手な演出・脚本をしたら御都合主義で地味になってしまうけど、本作は最後まで綺麗なストーリーが展開されていった。

懐かしいようで新しい「風」を感じた本作、気になった人はぜひ!

以下余談。
サトシの魅せ方が「ヒーロー」的な見せ方になっているのが時代だなと思った。
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story:dアニメストア参考
information:Wiki参考
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