なんか、非常に惜しい映画でした。
もうちょっとどうにかこうにかすれば傑作になったとおもう。
これは、4歳の男の子、くんちゃんが自身の家族を知っていく物語だ。正直、自分は予告を見たとき、くんちゃんが、中学生(高校生?)の姿の妹のミライちゃんと出会い、一緒にタイムトラベルをしていく話と思ったが微妙に違った。
未来のミライちゃん、思ったより出てこない。自分としてはもっと存在感出してほしかった。ミライちゃんより過去のひいじいちゃんの方が存在が大きい。あのタイトルにするなら、未来のミライちゃんをもっと出さないといけないと思った。
一番まずいと思ったのは未来の東京駅にある、あの赤い新幹線。くんちゃんをヤバいところに連れて行く恐ろしいものであるはずなのに、中身が正直アトラクションっぽくて薄っぺらい。忘れ物の窓口の人の方がよっぽど怖かったよ。
そして、東京駅の次のシーンに出てきた、あの設定。クライマックスのシーンで重要な設定を言われても正直頭に入ってこない。もっと前で言ってほしかった。
とにかくマイナスな部分が多かった。
しかし、くんちゃんの家族のエピソードはとても質が高く面白かった。特にひいじいちゃんのエピソードは凄まじい。それに赤ちゃんを育てることの大変さも伝わってきた。こんないいピースが揃っているのにマイナスの部分が多く非常に惜しく感じた。