Yukiko

15時17分、パリ行きのYukikoのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.0
2019年6月14日
『15時17分、パリ行き』 2018年制作
監督、クリント・イーストウッド。

アメリカの軍人2人(アレク・スカラトス、スペンサー・
ストーン)とその友人の大学生(アンソニー・サドラー)
の幼馴染みの3人はヨーロッパを旅行していた。
2015年8月21日、オランダのアムステルダム発
フランス、パリ行きの高速鉄道タリスに乗車。
が、イスラム過激派の26歳の男が自動小銃を車内に
持ち込み、テロ行為を行おうとしていた。


乗客554名のタリス車内。

私だったらどうするか?と考えましたけれど、
とにかくその車両から遠く離れた車両に一目散に
逃げて、皆がいる安全そうな車両で、他の乗客達と
どうなったのでしょうねぇ……と話している図が
思い浮かぶ。
犯人と格闘なんて、以ての外、出来ません。無理。

軍人で格闘技に慣れているから出来たこと?
それでも、取り押さえようと考える気持ち、その
勇気に敬服します。

実話です。
3人の幼馴染みは本人達で、映画初出演とのこと。
まるっきり違和感なし。
演技、うまい!

取り押さえたスペンサー・ストーンさんは犯人から
切りつけられ、首と指を怪我する。

列車の乗務員は早々と乗務員室に逃げ、鍵をかけて
出てこなかったと。
自分の命が大事ですから……
でも、お仕事の最中なので、犯人と戦わなくても、
客を安全に誘導することが職務であり大事なのでは
と思う。

欲を言えば、3人の幼馴染み達の過去に遡って
映画としたのなら、犯人側のテロ活動を行う事情
にも肉迫して欲しかった。
双方の事情を描いてこそだと思うが。
Yukiko

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