Ren

人魚の眠る家のRenのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.6
2019年1本目。

評判通り、序盤から確かに泣ける。
祖母(松坂慶子)に泣かされる。

観客側の倫理観が終始揺さぶられる。
脳は死んでも心臓は動いてるわけで、そりゃ親としては認めたくないに決まってる。
どっからが生きてて、どっからが死んでるのか。

邦画特有の、結構ヤバいことが目の前で起こってるのに黙って静観してるだけの無能警察にはげんなり。
特に終盤とかスパッと終わればいいのにだらだら続けてブッサイクだし、映画としてかなりダサい。

けど、娘を想うあまり狂気すら帯びていく母親・篠原涼子のキャリア史上に残る怪演が最高なので、どうにも嫌いにはなれない。
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