いや、もう強すぎっス！！！
「ドラゴンボール超」のテレビアニメは観ていませんでしたが、巷の評判が、「今までのドラゴンボール劇場版の中で最高傑作！」とかなり良いので段々と気になってきましてね。
とりあえず前作で予習して、観てきましたよ、「ドラゴンボール超/ブロリー」！
テレビアニメを観ていないと若干分からない箇所もありましたが、本作自体あまり筋があるわけでもないので全然OKでした。
序盤は惑星ベジータが舞台。
ブロリーがどのような存在なのかが良く分かるように充分な尺をさいていて親切。
一方、悟空（カカロット）の父親であるバーダックや仇敵フリーザも登場、惑星ベジータの消滅が描かれるのですが切なくなりました。
バーダックが泣けます。
野沢さんの低めな声がまた格好良い！
幼い頃のベジータやラディッツも登場し、ブロリーがどんな場所でどんな風に育ったのかも描かれます。
ここまでかなりテンポよく進行してくれて、観やすいです。
後半はもうずっとバトル、バトル、バトル！！
哀しき超戦士ブロリーと、悟空&ベジータが大激突！！
セリフの殆どが「ゔぉぉぉぉーーーッ！！」と咆哮だけ！
そのパワーたるや宇宙をも超越し、ただ戦っているだけで地球が破壊されてしまいそうですよ！
もうね、最後らへんなんて何がどうなっているのさっぱり分からないけれど迫力が凄すぎて、とにかくドドドーッ！！でズバババーッ！！です！
ドッカンドッカンドッカーーーン！！！ですよ！！！
そんでもってブロリーが強すぎ！！
歴代戦士の中でも間違いなく最強クラスです！
ビルスと同程度かもって言われてたし！
声あてた島田さん、血管切れちゃったんじゃないかと思うほどの大熱演でしたね（汗）
「神と神」や「復活のF」は同窓会的雰囲気があって、バトル自体は物足りなかったのですが、本作は反対にお腹が裂けそうなぐらいに盛りすぎです！
評判どおり、作画レベルも非常に高いし、カメラワークや特殊な効果もド派手で最高でした。
これこそバトルアニメ！
ドラマとしては単純ですが、ブロリーの出自からして悟空が強くなるためのライバルがまた増えた事が喜ばしいですね。
それにしてもサイヤ人もサイヤ人ですが、フリーザはいつの世でも最低で最悪な野郎ですねえ（汗）
そこが最大の魅力なんですがね！
あ、フリーザがドラゴンボールを集めたがる理由と、ブルマがいつまでも若い理由がリンクしているギャグは面白かったです♪
ギャグは今回少なめなのですが、悟空とベジータ、そしてピッコロが緊迫した事態の中で笑かせてくれますよ。
その時のフリーザの意外な役立ちっぷりも良かった。
フリーザ君、ちゃんと修行しないから駄目なんだよ！
そういえば、レギュラーキャラクターの殆どが出ないのは珍しいかもしれませんね。
トランクスや悟天はホンの少し姿を見せてくれますけれど、クリリンやヤムチャ、亀仙人などは絡みませんでした。
それだけ、悟空&ベジータとブロリーのバトルが比重を占めているというわけで、極力無駄を省いた潔い構成が前作、前前作との大きな違いと言えるでしょう。
久しぶりに、「ドラゴンボール」の純粋な読者だった頃の気持ちに戻れた気にさせてくれる、これはファンなら余計にマストな傑作だと思います！
ギャグ寄りの日常が控えめなのが気にならない、戦っているだけでもその方が血がたぎるぜ！という血気盛んなドラゴンボール好きにオススメですよ〜♪
劇場（シネプレックス平塚）にて
