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オンネリとアンネリのおうちのdm10foreverのレビュー・感想・評価

4.0
【TERVETULOA♪(いらっしゃい)】

以前から気にはなっていたけどなかなか重い腰が上がらないままでいましたが、仲良くしていただいている「はなこたちゃん」さんからお薦めいただき「いい機会だから観てみようかな?」という事で鑑賞しました。

「ムーミン」や「スプーンおばさん」など、世界中で長く愛されている北欧の絵本文学から出てきた飛びっきりキュートなオンネリとアンネリのほんわかストーリー。
もう出だしから、パステルカラーの映像や絵本からそのまま飛び出してきたようなオンネリとアンネリが可愛いくて可愛くて・・・。
ほんと、こんなおじさんが観ててごめんなさい!って感じ(笑)

お話しは児童文学が原作という事もあって、あくまでも生々しい表現を使わずに「子供の目線」で描かれるため、普段何気なく我々大人が目にしているようなふとしたことすらもまた違った景色に見える。
そういった意味では「こどもの心の中に描く世界」とも言える。
だから「両親の離婚」とか「大家族の中で感じてしまう孤独」みたいなものを直接的な表現で子供たちに背負わせるのではなく、そういった環境の中にあっても「自分たちのセカイ」を作って楽しく遊ぶ二人の姿に終始癒される。

ファッション、インテリア、ガーデニング等、ひとつひとつがとてもキュートで、これは目で見て癒される作品でもある。
疲れたときなんかに観たら、自分もあの世界に住んでしまいそうな感覚。

はなこたちゃんさん、ありがとうございました。
お陰で、また一つお気に入りの映画が出来ました。

あと、ちょっと感想が長くなりそうなので、ネタばれコメ欄に残します。
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