このレビューはネタバレを含みます
普通に超ベタな面白いラブコメ。
ただこれをオールアジア人キャストでやったことに意義があるんだろう。
正直アジア人どうこう以前にミシェルヨー以外みんな馴染みが薄い俳優ばかりなので誰が誰だか混乱してくる。主人公の顔も普通の人過ぎてメイクアップしてパーティに参加した時とか、一瞬「あれ?どれが主人公?」ってなってしまったくらい。
後年、この映画に出演してた若手たちがハリウッドで売れっ子になってから見た方がより楽しめるかも。
オークワフィナのコメディエンヌぶりは素晴らしい。才能はこの人が頭抜けてるのでは。
脇の面白い顔したコメディリリーフたちの存在が素晴らしい。
みんな絶妙な表情で笑わしてくる。
正直劇中の金持ちたちの狂乱ぶりが気に食わなかっただけに、彼氏がそれを捨てる!って言ったのにはよく言ったって思ったし、あの旅客機の中でのプロポーズは名シーン。
劇中で見た中でも1番庶民的で狭い空間でプロポーズするって舞台立ては気が利いてた。
なのに戻るのかよ!
あんな狂気の世界に!
ゴージャスで楽しそうなんだけど、
ステージのバックダンサーやプールでシンクロ披露してたりする人たちやウェイターとか料理人とか金持ちたちに搾取されているであろう奴らが映るたびになんか乗れない気持ちに。
見方捻くれ過ぎかな。
にしても劇中に出てくる飯がことごとく超美味そうで、今年随一の飯テロ映画だった。