かんな

ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbowのかんなのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

無印ラブライブ!有りきで、サンシャインも劇場版公開に至り、どういう違いを見せてくれるのかと期待を胸に視聴。

そういう点では、μ'sは"この9人でなければμ'sではない"という結論を出したのに対して、Aqoursは"メンバーが変わっても、Aqoursは続けていく、残していく"というまた違った結論を出して、今回の映画では上級生が抜けて残ったメンバーの"継続すること"に対する苦悩が描かれ、且つそこにSaintSnowの2人を絡め、ストーリーとライブシーンがAqoursだけではない多面性を持ったものに仕上がっており、無印ラブライブとは違ったものをみせてくれたなと素直に好感を持ちました(o^^o)

中でもルビィちゃんの成長が著しく、もぉ...あのすみっこでピィピィ言ってた子が...(・_・、)って母親気分を味わえるレベルwww

映像.演出については、どアタマの演出観てるとやっぱりサンシャインではミュージカル色を強く出したいのかな?と思ったけど、もしそうだとしたら不完全燃焼かな...(*´・ω・`)=3

そうだとするなら、もっともっと歌唱シーンがあるべきだと思った...でも多分そうではないと思うので、だったらあのいきなりの演出はなかった方がよかったかも...?(^ω^;)(苦笑)

しかしながら、全体的な作画レベルはもちろん、ライブシーンの映像は圧巻。無印の頃などはどうしてもライブシーンになって途端のCG映像に違和感を感じたものだけど、こと今回は技術的にどういった作られ方をしたのかはわかりませんが、その他のシーンと全くと言っていいほど違和感がなかった。これはもぉサンライズの本気観せて頂きましたというところ。特にライバル?的ポジションのSaintSnowのライブシーンは、アイドル色全開のAqoursに比べてロックで激しいダンスを魅せてくれ、ちょっと前述と被りますがAqoursのパフォーマンスに飽きが来る前の良いアクセントとなっていて、見事な演出と思わされました(*´ω`*)

...で。

何気にここまで褒めておいて、なぜ3.5というちょっと低めなスコアにさせて頂いたかと言うと...。

今回の話って、もうほぼ完全にテレビシリーズを観ていないと制作側の気持ちが伝わらないストーリーだと思うのですよね。

先ず持ってテレビシリーズで母校の廃統合を防げなかったというエピソード有りきで、それを踏まえて今回の劇場版の時間軸に至ったAqoursのみんなの動きがあるわけだし、特にSaintSnow理亞の劇場版内での心情、ルビィとの関係性、それを踏まえた中盤のストーリー展開なんて、まぁテレビシリーズ観てなかったらなんとなくは分かっても感情移入できないと思う。

そういう初見さんには厳しいストーリーになっていたところが、ボク的減点の理由。( ˘•ω•˘ )

でもまぁこういうのはテレビシリーズ視聴済みが前提だと考えれば...そこは安定の花田十輝脚本を堪能できる、と思って頂いて良いのではと思います(o^^o)


というわけで、総評。

これは、テレビシリーズさえ視聴済みなら感動できる、現サンライズの本気アニメですっ!(_๑òωó)_バァン!

しかしあれですねぇ...余談ですが、なんなんでしょうこの...制作会社は違えど劇場版けいおん→劇場版ラブライブ→劇場版ラブライブサンシャインと被る、話の流れで海外行く→事前告知ではそこのストーリー&映像がピックアップされる→キャラ達が外国から帰って来てからが本編...みたいな大枠デフォルトは...スタッフがどこに取材旅行行きたいかで決めてるかのような...おっと誰かきたようだ?(・ω・* 三 *・ω・)www
かんな

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