みるみる

万引き家族のみるみるのネタバレレビュー・内容・結末

万引き家族(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

幸せの構造というのはいかに複雑かということを考えさせられた。
幸せとは何かとの対比であり、それによって幸せ、不幸せと感じる。
男の子は、本当の親の記憶もなく、対比するものがない。今が幸せかどうかという認識もできない。
女の子は、対比した上で幸せな方ではなく、本当の親を選んだ。彼女の一番の望みは、今は愛されていない親に、いつかは愛してもらうこと。今より幸せになりうる可能性がある方を選んだのか。
考えがまとまらないままとりあえず記録。

内容以外のところでは、
役者の演技がとてもいい。くさくなくて。ただ、何か食べながらもぞもぞぼそぼそ喋ってるシーンが多く、何を言ってるのか聞き取れないから字幕がほしかった。
ラスト30分までは、ただの幸せな家族を見せつけられているだけのつまらない映画なのでそこを我慢してみなければならない。我慢して全部見れば、とても良い映画。
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