にしやん

天才作家の妻 -40年目の真実-のにしやんのレビュー・感想・評価

3.8
ノーベル賞なんか獲ったさかいえらいことになってしもたな。いっそ獲らへんほうが良かったんちゃうかと思てしもたわ。せやけど、この夫がこれだけのクズや無かったら、奥さんにいくら才能あったとしたかて名作が産まれ続けたんかというとちょっと疑問かもな。そういう意味では、皮肉を込めて「共同制作」やったんかもしれへんな。最近観た「メアリーの総て」に似とうな。
夫も逆にな、自分より才能のある妻と一緒になった悲哀をテーマに作品作ってたらよかったんちゃうかな?ちょっとはええの書けたんやろか?
それとな、この夫婦は、理由は適当に作ってでもノーベル賞は辞退せんといかんわな。理由はちゃうけど、これまでに辞退者何人かおるし。そういう意味で言うたら、奥さんもはっきり言うて共犯やわな。
でも、当時の時代背景考えたら「奥さんが」っちゅうケースは相当あったんとちゃうか?奥さんだけや無しに、今でも編集者とか、弟子とか色々あるやろ。ほんまのとこどやねんっちゅうんが。「サザエさん」見てみ。原作者亡うなってから相当経つけど、新作テレビでやり続けてんぞ。一体誰が作ってんねんっちゅう話しや。
とにもかくにも、ノーベル賞がほんまに罪作りやわ!
話し変わるけど、最近、これとか、「メアリーの総て」とか、「アリー」とかこの手のパターンの夫婦の話がやけに多いな。一種の流行りかいな?それとも普遍なんかいな?
にしやん

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