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天才作家の妻 -40年目の真実-のtottsunのレビュー・感想・評価

4.0
「天才作家の妻-40年目の真実-」🎬5
現代文学の重鎮ジョゼフ(ジョナサン・プライス)と妻のジョーン(グレン・クローズ)はノーベル文学賞受賞の知らせを受ける。息子を連れて授賞式が開かれるストックホルムに行くが、そこで記者のナサニエル(クリスチャン・スレイター)からジョセフの経歴に関わる夫婦の秘密について聞かれる。類いまれな文才に恵まれたジョーンは、ある出来事を契機に作家の夢を断念し、夫の影となって彼を支え続けていた。
レディースデーにお休み、これは映画見なきゃと映画館へ!
ストーリー的に「ビッグアイズ」みたく突き進むのかと思ったけどそういうことでもなく終始静かにヒシヒシと何かが迫ってくる雰囲気が良かったです。
結婚40年か…私はまだ結婚6年のひよっこですが、未知の世界過ぎて…
熟年離婚って言葉もあるくらいですからそこまでの月日で何かが変わっていくんでしょうね。最初は歯車の羽が1つかけ間違えただけなのに大ごとになるんだろうな。
原題が「the WIFE」ってこともありジョーンに焦点を当てて描かれていますがアカデミー賞に主演女優賞としてノミネートしたのは納得かも。でもやっぱりジョゼフ役のジョナサン・プライスの演技の掛け合いがあってこそな気がします。私的には「パイレーツオブカリビアン」シリーズとか「エビータ」のイメージが強かったからこういう雰囲気初めて見れて嬉しかったです。あと、グレンクローズって、この顔どこかで見たことある…ってずっと考えてたんだけど「101」のクルエラなのね。そりゃ見たことあるわ!
そして最後にやっぱりゼロから何かを生み出すって本当に大変なことなんだな。って改めて思いました。
何かの真似をするとか手本とするのが練習のためなら悪くないけど、ゼロから何かを創り出すことこそが尊いのだなと。
シニア層にも見て欲しいのはもちろんな作品ですがありとあらゆるオトナに見て欲しい作品です。
私的には☆☆☆☆かな。
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