ふう

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのふうのレビュー・感想・評価

4.6
開始数分かな?
「次は、"ディック・ヴァン・ダイク・ショー"をお届けします!」
的な台詞が飛び出してね、
その時点でもう私のスコアは5億点です♥️

この世界はディック・ヴァン・ダイクがスターとしてキラキラ輝いている世界なんだって感じて、その空気を体感させてくれてありがとう、ありがとうタラ様…
もう、この道路も、このタバコの匂いも、ファッションも、彼が触れてきた世界だと思うと、どれもが煌めいて見える不思議。

だって初恋の人だから‼️
大好きで大好きで引きちぎれるほど見た『チキ・チキ・バンバン』のポッツ博士で、『メリー・ポピンズ』のバートだから♥️♥️

はあああああ…幸せだあ💓
この幸せにいつまでも浸っていたい…

けど、なんとか本編に頭を戻すと、何やら異常にブラピがイッケメンで、立てば芍薬座れば牡丹みたいなね、所作が全部かっこよくて、この人本当は演技なんかしてなくて、ただただ素がかっこいいんじゃないかという結論に達して、
シャロンの可愛すぎるダンスとエロボディに悩殺されて、
子役の子には、うちにも来てしゃがんで私を励まして欲しいと切に願って、
レオさまは…レオさまは、鏡越しが、ずるい😂

なんか魅力がぐおんぐおんと押し寄せてきて、もう食べきれないよ!!な状態で幸せでした💓

***
ここからは妄想なのですが。

ちょっとこのお話よりも遡って、1940-50年代のことですが、
ハリウッドで『ミュージカル映画黄金期』と呼ばれる時代がありまして。
その頃に盛んに作られたミュージカルのジャンルの1つが「バックステージもの」と呼ばれる、ショービジネスの裏側を描いたものなのですね。(代表例『雨に唄えば』)
そして、同じく40年代後半からぐぐっと人気を博していたのが、単なる活劇ではなく、登場人物の心情に迫るような『西部劇』なのですね。
そして、もっと遡ると、トーキー映画になってまず栄えたジャンルは『ミュージカル』と『ギャング』だと言われています。

60年代のアメリカ映画についてはムチムチの無知なのですが、この映画が「現代から見た60年代ハリウッド」だけでなく、「60年代から見た"昔の"ハリウッド」を懐かしんでいるのが、『西部劇のバックステージもの』『ギャングものばりのバイオレンスシーン』に現れているのではないかなあ、と一人でニマニマしておりました。(なお、特に解説やらは読んでいないので、あしからず)

つまり、40-50年代は最高だぜっ‼️
ふう

ふう