このレビューはネタバレを含みます
難解な作風で知られるアメコミ作家グラント・モリソンのグラフィックノヴェル『WE3(ウィースリー)』は殺人サイボーグ兵器にされてしまった犬・猫・兎が主人公で試作品である彼らは実験終了の時点で廃棄処分されそうになるも施設を脱出する。
彼らを追うのは政府の特殊部隊、更に凶暴なブルドッグをコアとする冷酷無比な新型サイボーグ兵器で3匹の絶望的な逃走を描く。
ストーリーは暗く陰惨で残酷な分、しかし最後はわりとハッピーエンドなのが救い。
ロケット過去編、改造された動物の仲間達とのエピソードは否応なく『WE3』を思い出した。
なのであのライラ、ティーフ、フロアの話しは涙無しには見られずきっとあの3匹は生きてて登場するものだと思ったのだけど…😢
超能力犬コスモも元はソビエトの宇宙実験犬で此方も否応なく嘗ての米ソ宇宙開発で宇宙へ旅立ったライカ犬「クドリャフカ」を思い出す。
「イイ犬」「ワルイ犬」の台詞は『WE3』にも出てくる。
ガーディアン～にはそんなに思い入れないけどやっぱり普通に面白い映画だと思う。
普通に面白い映画がドラマ含めてMCUには最近ないので。
『ソー4』のクリスチャン・ベール演じるヴィランが特にそうだけどただ強いだけで特に何の思想も主人公サイドと敵対する理由も特になく一回限定で何の魅力も感じられないヴィランがMCUには最近多いけどあのロボコップ面ヴィランは悪役として実に魅力的でヴィランとしての役目をちゃんと果たしてた。
『ワンピース』が大嫌いなのでファミリーとか任侠物とか嫌悪感感じるのですがガーディアンのキャラクター達の関係はギリギリ許容範囲。
デザインでは生物的、バイオ建築物のあの宇宙に浮かぶ会社がよかった。
それから『リミックス』の次が何で『ボリューム3』？
リミックスって意味分かってるの馬鹿なの？
こういう事になるから何も考えてないバカに邦題つけさせるべきじゃない。
