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焼肉ドラゴンのxavierのレビュー・感想・評価

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)
4.0
たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとええ日になる…
大阪・伊丹空港の下の河川敷の在日韓国・朝鮮人のコリアンタウンで小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦・龍吉と英順は長女・静花ら三姉妹と長男・時生の6人暮らし。
龍吉は戦争で故郷と左腕を奪われながらも、常に明るく前向きに生きており
静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていた。強い絆で結ばれた彼らだったが、時代の新しい波が押し寄せ…
ストーリーはこんな感じ。
日韓どちらでも公演され、絶賛された
舞台の映画化だ。
大泉洋に真木よう子、そして井上真央らの出演陣の熱い演技も良かったが、
父親役のキム・サンホの演技が素晴しかった。
娘を貰いに来た日本人の男性に朝鮮人で在るがゆえ、今まで自分がどんな辛い目にあって来たのかをとうとうと話し、だから娘を幸せにして欲しいって頼むシーンや、時生が朝鮮人って事でイジメられ、それに耐えられなくなり
橋から飛び降り死んでしまった時に、
黙々と働き、厳しい環境でも静かに耐えてきた龍吉が心のうちを爆発させ、絶叫するシーンは、涙なしでは見れなかったしね。
評価はあまり高くないみたいだけど、個人的には心に刺さったかなぁ…
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