藍住

ゴッズ・オウン・カントリーの藍住のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私が観たかったLGBT映画はまさしくこれだった。
異性愛者たちと同じように恋をして、悩んで、傷付いて、また一緒になる二人。
悲恋ものが嫌いなわけではないけど、普通にハッピーエンドが観たい。
やっとLGBT映画も、こういう物語が作られるようになってきたんだなって思った。

広大で美しい景色を舞台に、過疎化していく農家の深刻な悩みにしっかり触れる。
LGBT映画に間違い無いけど、ゲイであることを思い悩んだりすることがない。
あくまでも誰かと恋愛して一喜一憂したり壁にぶつかったりしつつと、将来のことを考える。
世の中に溢れてる恋愛映画と変わらないところが素晴らしかったな。

祖母と父との溝が埋まり、ゲオルゲと一緒にいたいと抱き締めるジョニーの姿に泣いてしまった。
見事なウルトラハッピーエンドだ!!

これからもどんどんこういうのLGBT映画が増えていくと良い。
幸せな気持ちのまま劇場を後にするのって、やっぱり嬉しいから。
藍住

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