ゴッズ・オウン・カントリーのネタバレレビュー・内容・結末

上映館(10館)

「ゴッズ・オウン・カントリー」に投稿されたネタバレ・内容・結末

これ程までに静かでストーリーに意外性のない映画では、感情が揺れ動くか否かの鍵は自分のコンディションにかかってくる。

今の自分には全く響いて来なかった。

自分は今、
泣きたい気持ちにならない。
自分は今、
共感して喜んであげられない。
心ここに在らずか。
ジョニーお前なんなん!?って思ってたけど、ゲオルゲと出会って少しずつ成長してく姿を観てたら最後は可愛くて好きになっちゃった…。牧場経営や家族のことで大変な中、最後にはちゃんと話し合ったり、告白しようと行動したりとか根は素直なんだなと(´つω;`)トイレの件はひどいけど…!笑
雄大な景色も可愛い羊も、イケメン2人の絡みも最高でした。次はひっそり部屋で鑑賞したいです。
不器用だな…
人生何がきっかけで変われるか分からないし、良い変化の連鎖が起きてくれてほっとした
泣いたわ
タイムラインで『映画館で見て良かった』とあったので、ふと見てみたくなり映画館へ。

「キャロル」と同じく途中まで入り込めず淡々と見ていたが、主人公が退院してきた父親をお風呂に入れる場面で、父親が初めて感謝の言葉を口にした時、突然ウワッと胸にきてしまった。

彼は今までどれだけ寂しく孤独だったことか。
母は幼い時家を出たきり、祖母と、威圧的で頑固な病気の父と、ヨークシャーの田舎で1人牧場の仕事をこなす。ゲイなので、将来自分の家族も持てない。同じ年の子は都会の大学へ。彼には1人きりの未来しかない。やり切れない。

ヨークシャー地方の荒涼な土地を丘から2人で見渡すシーンが素晴らしい。イギリスらしい曇天、吹き荒ぶ風、見渡す限りに広がるヒース。神がいてもおかしくない景色。
そこで繰り広げられる牧場も人の暮らしも生々しく描写される。ここでは泥臭くしか生きられないと言っているよう。

この土地でこれからも生きていくことに向き合った時、彼が出した答えと行動は当然に思えた。
孤独な人生に終止符が打ててホッとした。
閉塞感。
すごく観たかったけど見逃してたのでありがとう!また上映してくれて!

セリフは少ない。でも感情が伝わってくる。二人の表情が良かった。お父さんとおばあちゃんも。
でもそれ以上にヨークシャーの自然、日常、仕事、その一つ一つが綺麗だった。美しかった。

祖母がいた田舎が大好きだったので帰りたくなった。
ハッピーエンドで終わって本当に良かった!!!!!!!
観て良かったと思える映画だった🐑
どれだけ頑張っても認めてくれてない父と、町を離れ大学生活を満喫する友達。そんな自己肯定感が薄れてしまうような環境の中で酒に溺れ、軽く体の関係を持ってしまう。異国から来たゲオルゲの登場は、父に認められたい主人公にとっては邪魔な存在で、プライドを傷つけられたはず。どんなに強く当たられても、ゲオルゲは、経験豊富(農業の)な大人らしく、優しく、暖かく主人公と向き合った。山での生活からの距離の縮まり方は急で、本当に野生的で荒々しい恋愛に発展するわけだが、、、いっときの過ちで彼が離れ、一旦は自分一人で頑張ろうとするも、やっぱり彼の必要性を感じて旅に出る。最後はちゃんと想いを伝えられて良かったなぁ。
Call me by your nameにも似た美しさと、また違った荒々しさが観れる作品でした。恋愛は同性間でも異性間でも人を変えうるんですな。
ハピエンでよかった!!!!!(そして配給してくれて本当にありがとうございます)

ジョニーがいつゲオルゲに恋をしたのか。いつそれが恋で愛だと自覚したのか。人によって意見がいろいろある気がするのでたくさん感想を聞きたい、言いたい!と沸き上がる気持ちがすごい...ネットサーフィンして気持ちを沈めます。
ヨークシャーの牧場や山を舞台にしたゲイ映画なのですが、山で恋に落ちた二人が幸せになる姿を観てかつて『ブロークバックマウンテン』に植えつけられたトラウマが癒えるのを感じました。かつての物語への幸福な応答だと思う。そして根本的にケアが核になる物語で、描かれる労働はすべて羊や牛の出産を助ける/子羊の世話というケア労働だし、鬱屈していた青年が優しい年上の恋人を得て慈しまれ救われるのもそうだし、青年は鬱屈から抜け出し病に倒れた父の介護をするようになるし、世話すること救うこと慈しむことの物語でした。シンプルで優しい佳作。
最後に胸にじーんとあたたかいものが広がる。
「You’re freak.」からの一連のやりとりに、自然と顔がほころんだ。
そして涙を溜めながらしわくちゃに顔を歪めて「I want you come back. With me.」って言うジョニーを抱き締めたくなった(;_;) あのシーンのジョニーの演技がすごくすごく素敵だった。ひたむきでとても胸が締め付けられた。

最初の方は、ゲオルゲが喋るとジョニーが黙る。ジョニーが喋るとゲオルゲが黙る。ものを差し出して言葉のない会話をしたり、アイコンタクトで会話したり。
ゲオルゲの優しさは、大地のよう。

私が一番心にグッと来たのは、やっぱり終盤のパパとのシーンかな…
話す言葉も文章じゃなく単語になり、歩けないどころか1人では立てない、意識はあるけれど視線もおぼつかなくなってしまったパパが、しっかりジョニーの手を上から握って「すまんな」って言ったところ。
あんなにしっかりとして覇気のあったパパが、あんなに小さくなって、でもジョニーとの心の繋がりはより深くなって… とても心に響いた。

ジョニーとゲオルゲ、とても対照的な二人。セックスのシーンも、ジョニーはいつも息遣いが荒いのにゲオルゲは驚くほど冷静で静かで、ゲオルゲの前だとなんだかジョニーがまだ幼い少年のように見えた。

ジョニーとゲオルゲがいた部屋で、使用済みのコンドームを見つけてしまったおばあちゃん。そして声を出さずに顔を歪めてぼろぼろと涙を流す彼女に、胸が苦しくなった。差別とかじゃなくて、その事実を知ったショックというものは、ものすごく大きかったと思う。でも最後まで口に出さずに、ちゃんと見届けてやって、家族の愛を感じた。

羊の赤ちゃんの瞳の、美しいこと…
そして命の誕生の尊いこと。
観てよかった。良い作品に出会えた。

イギリス英語は本当に難しいな。
でも聞き取れた時に嬉しくなる。

なんか最初は異端児でしかない超やさぐれてたジョニーが、時が経つにつれどんどん普通の若者に、そして最後にはあんなに優しい表情で涙を流して・・・ 人が人に与える影響は大きいし、それが良い影響の場合、本当にその人の人生を豊かに変えるなと改めて思った。

あとは、あの田舎町に、同棲愛は禁忌だと言わんばかりの雰囲気の中、あれだけの同性愛者がいることにけっこう驚いた。たまたまかもしれないけど、でもきっと世界中実はそうなんだろうな。私は視野が狭いなとちょっと自分に腹が立った。笑
>|