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チャイルド・イン・タイムのはとのレビュー・感想・評価

チャイルド・イン・タイム(2017年製作の映画)
3.7
マキューアンの小説「時間の中のこども」が原作。行方不明になった幼い娘。苦しむ夫婦の喪失と再生の物語。さらに、社会のなかのこどもとは、政治批判(たぶんサッチャリズム)をまじえつつ…。

切ない場面が多くて悲しいけれど、未来の我が子と出会う時の狭間。不思議だけど、こどもの持つ純粋さとか特別さを感じさせて、ちょっと救いになる。

マキューアン原作の映画は「つぐない」「追想」「Jの悲劇」を観たけどどれも心理描写が切実で、美しいけどとても苦しい。そしてちょっと難しい…
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