やす

あの日のオルガンのやすのレビュー・感想・評価

あの日のオルガン(2019年製作の映画)
3.6
戦時中の保育士は、ほとんど母親に等しい存在だったんだなと思いました。

両親から子ども達を預かり、保育園ごと疎開して、子ども達と24時間戦争が終わるまでを過ごすなんて。
そんなことがあったことに、驚きました。

「もし自分たちに何かあったら、うちの子どものことを一番理解してるのは先生達だから」と通帳まで差し出される信頼関係が凄い。

「戦争がなかった生活に戻れる日が来るんですかね」
という言葉に、今のコロナの時代と少し重なりました。。

延々と続く不自由で命の危険まである生活。
そんな中も子ども達は笑顔で、小さなことが遊びになる無邪気な姿に保育士もきっと救われたんだろうな~。

ここまで子ども達の命を守ることに全身全霊をかける姿や、保護者から信頼関係を築ける姿に、同業者として頭が下がる。
ラストシーンには涙を誘われました😢
やす

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