回想シーンでご飯3杯いける

平方メートルの恋の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

平方メートルの恋(2018年製作の映画)
2.5
Netflixオリジナル。自分の給料だけでは住宅ローン審査に通らない男女が、偽装結婚して新婚優遇のお洒落マンション購入を企てるという、インド製作のラブコメだ。題材が偽装結婚という事で、日本の「逃げ恥」ぽくもあるのかも。ムンバイが舞台なので、インド映画の中でも都会的でお洒落な雰囲気で、そんな中で暮らす男女の生活を見ているだけでも結構楽しい。

ただ、女2人・男1人の三角関係を描いているのに、2人の女性の顔が似ているのは困った。2人の女性は顔も髪型も似ているのに、1人は男を性の奴隷にするような設定で、もう1人は貞操観念が強いタイプ。そもそもインド女性のセックスに対する感覚を知らない日本人からすると、この辺りの状況を上手く把握できず困ってしまった。マンションの購入資格に対する下りもイマイチ分かり辛く、全てに於いて説明不足な感じがした。

後半は女性の社会進出や、家族毎の宗教の違い等の問題も浮上して、盛り沢山な内容ではあるのだけど、字幕の問題もあるのか、勿体無い感じがする作品だった。