ジョージアの田舎に赴いては衣服や雑貨をジャガイモと交換して回る業者と、そんな商品をジャガイモと交換して手に入れる田舎に住む人々を描いたドキュメンタリー。
物があふれる日本に住む私には、業者の商品の対価としてはジャガイモが安く買い叩かれてるように見えたけどどうなんだろう。お金で買ってもいいか、というおばあちゃんへの答えはNOだったし。でも、この映画だけで決めつけるのも違うような。
時々業者や村人へのインタビューがあるくらいで特に撮影者の問題提起があるわけではないので、淡々と彼らの生活を知るだけではあるけれど。
目はキラキラしてるけど、夢を訊かれて答えのない村の少年と、夢はあったけどそれは叶わず生涯村で過ごした老人の二人のインタビューの対比が印象的だったけど、それが何かの示唆なのかも。