コーディー

ここは退屈迎えに来てのコーディーのレビュー・感想・評価

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)
3.3
自意識だけ纏ってれば何とか輝けた学生時代を経て社会に出れば早々にペラペラな鎧は剥がされる。何かになるの簡単じゃないな〜な物語。小さく纏まるのかな〜な諦めと焦りは輝いてたあの日の象徴・椎名くんに想いを馳せる。まあ多少青臭いけど地方都市に限らずな渇きは切ない。

嫌いじゃないけどフジファブリックの名曲を重ねるほどの深みは正直無いし皆が皆、同じように囚われ踠いてるのもなんかねw特に門脇麦が朝方歌い上げるとことか割とキツかった。どうしようもない無力感の演出としては微妙に丈に合ってない気がしたし酔ってるだけにも見える。

とは言え幹線道路に沿ってどこも同じ店舗が並ぶ面白みのない風景、錆びれたゲーセンなど変化とは縁遠い世界に飲み込まれ迎えに来る人などいないドン詰まり感はキュンとくるとこもあったし渡辺大知の表情には毎度やられる。時系列イジる程じゃないけど岸井ゆきのも可愛いから良いw
何だかんだ観てられる。