平日にも関わらずよう入ってる。隠れたヒット作やな。
とにかく洗骨っちゅう法事、儀式そのものが凄過ぎる。映像で丁寧に再現してんねんけどこれ観るだけでも充分値打ちあるわ。神々しいとはこういうことやろ！
先祖とは何やろ？親子とは何やろ？夫婦とは何やろ？家族とは何やろ？自分とは何やろ？血って何やろ？まあ、嫌でも考えさせられるっちゅうか、突きつけらる感じやな。この国の伝統的な葬式やら法事がいかに形骸化しとんのか思い知らされた気分やわ。死者を悼むっちゅうんはホンマこういうことなんかいな。
それと、妹があの状態で島帰ってきたっちゅう設定観た時に、多分こういうラストとか結論なるんやろなっちゅうとこだけは予想ついてしもてんけど、別にそれはそれで悪ないとは思うねんけど、もうちょっと工夫あっても良かったかもな。ベタ過ぎかな？兄貴の最後のセリフ含めてちょっとくどかったわ。
まあ、それにしても思いもかけず、凄い映画、それも邦画で観てしもたな。なかなかやってくれるな。
