@シネマート心斎橋
骨を洗うという風習は別れの儀式でもあり、存在した命に感謝する儀式なのかなと思った。生者と死者の境界線を怖がらずに、「いえーいあの世!」って言うくらいが丁度いいのかもしれない。あと、一家にひとり信子さんがいればいいのにと本気で思った。含蓄のあることば、愛ある叱咤、あんなにいいおばちゃんそうそうおらへんと思う。
映画の雰囲気はとてもよいし、扱っているお話もとてもよいのに、なぜそこでそのギャグを入れるの…と何度か思ってしまったのが残念。映画におけるユーモアとギャグは違うと思う。誰も得をしない悪ふざけはいらない。真っ直ぐな作品にしようと思えばいくらでも出来たと思うし、これが照屋監督の味なのかもしれないけど、もしかして照屋監督は照れ屋さんなのかな、照屋だけに←これを思いついた自分が何を言っても説得力は無いことはわかっている