Hiroki

フード・インクのHirokiのレビュー・感想・評価

フード・インク(2008年製作の映画)
4.5
映画は単なる娯楽ではなくて、現実を変える力があるし、現実を変えれる映画はいい映画。この映画はとても有名でそういうインパクトを世界に与えた作品でもある。だからこの映画の評価を高くつけたい。「食の工場」で行われている動物虐待、労働者の虐待、大企業による独占、その影響による食料危機、人間への健康被害、一体どれだけのことが消費者から隠されているのだろう。

すでに薄々知っていることもおおかったけど、知りつつ目を背けていた問題。口の中からヒヨコのヒナがもがき苦しんで出てこようとする夢を見て絶叫した。それくらいのトラウマを与えられた。完全菜食主義者になる必要はないし、食べる量を減らすだけでいい。肉を毎日食べられるここ数十年が世界史的にみても異常なだけ。それは前々から知っていた。直接お会いした土井善晴先生からも食事にハレの日とケの日を作ってお肉は特別な日に食べればいいと言われた。やっぱりこういうのは何度も繰り返し言われて初めて心が動かされるもので、これがきっかけとなって、とりあえず肉の食べる量を減らすことを試しに行ってみている。卵牛乳魚アリ、お肉は週2回というとてもゆるい基準だけど意外と我慢しなければいけないシチュエーションが何回もあった。流石に我慢出来たけど。いつまで続くか分からないけど、そんなに辛くないしもうちょい続けたい。そうした方がお肉を美味しく食べられる気がするから。
Hiroki

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