kaorui

追想のkaoruiのレビュー・感想・評価

追想(2018年製作の映画)
4.0
チェジルビーチが海を左右にみながらすーっと伸びる。巻頭の音楽の話をしながら歩くさらさらした砂浜は優しい。
逃げ出すとそこに殺伐とした砂利があって、投げつけられる石ころがある。
二人のスーツの色が霞んだ空気に鮮やかで、二人の心象とかけ離れた華やかさが哀しい。
傷を抱えた彼女だけがフレームからアウトする。受け入れられなかった男の上に淀んだ空が広がる。
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