にしやん

嵐電のにしやんのレビュー・感想・評価

嵐電(2019年製作の映画)
3.0
「嵐電」ってな、懐かしやんか。
実はわしが嵐電乗ったんは後にも先にもいっぺんだけやわ。某大学の受験の時やわ。大学に前泊申し込んだら、宿泊先が嵐山の近くのボロい民宿で、そこから朝大学まで行くんに嵐電使たん今でもよう覚えるとうわ。結局その大学(一応受かった)には行かへんかったけど、もし行ってたとしたら、それはそれで相当人生変わってたんかもしれへんな。人生っちゅうもんはほんま分からんもんや。
ちょっと前に映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」でも「嵐電」使われてたんとちゃうかなと思て調べてみたら、あっちは「叡電」やったわ。東京の人等にはあんまりその辺りは分からんやろけど。「嵐電」と「叡電」では、会社は一緒やけど走っるエリアが全くちゃうっちゅうか京都の東西の反対やから、風景も周りの雰囲気も結構ちゃうんやろな。あの映画でも路面電車を上手いこと効果的に使てたな。
こっちの「嵐電」のほうは、主役ははっきり言うて「嵐電」やな。殆ど「嵐電」しか記憶に残らんわ。ストーリーかてあってないようなもんやしな。「嵐電」知ってる人とか、思い出ある人とか、単に「鉄ちゃん」とかそういう人等にはええかもな。それ以外の人等にはどう映るんやろ。映画館には意外に「鉄ちゃん」多かった気するしな。わしは一回やけど乗ってるさかいそこそこ風景としては楽しめたけどな。
せやけど、ほんまこの映画から「嵐電」取ったら何にも残らへんな。ちゃんと芝居出来てのも二人だけやし。タイトルかて「嵐電」そのままやもんな。せやから、それはそれでええんかいな。
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