嵐電の作品情報・感想・評価・動画配信

「嵐電」に投稿された感想・評価

似太郎

似太郎の感想・評価

4.6
相当、難解な物語構造を持った映画ではあるものの、全体的にふんわりとしたオブラートに包んであるので誰でも気軽に観れる作品。決して万人受けはしなくとも共感を呼べるタイプのラブストーリーだと思う。

主人公である他所者シナリオライターの井浦新が京都の映画撮影所に迷い込み、俳優の大西礼芳や鉄道マニアの高校生達と共に「時間」と「記憶」或いは「出会いと訣れ」を巡る旅が丹念な映像で描かれる。

俳優でもある鈴木卓爾監督の確かな演出力+シナリオ構築力でグイグイ引き込まれるファンタジックな世界観が魅力の一つ。役者陣はほぼど素人を起用しており、全体的に学芸会っぽさは否めずそこが惜しい。

だが、さすがにバカ丁寧な職人・鈴木卓爾だけあって緩急の効いたカット割やストーリーテリングの上手さは神懸かり的(誇張ではなく)と言ってよい。多数のキャラクターが入り乱れ、時間軸を省略した独自の映画話法はこの人ならではのセンス。映画的な仕掛け=ギミックの巧妙さには舌を巻く。

公開当時から賛否両論真っ二つに別れる作品だったと思うが、たまに何度か見返したくなる愛すべき映画讃歌であり人間讃歌。作品の雰囲気自体は比較的とっつき易いので複雑怪奇な内容もそこまで気にならない。かなり脚本が「入念に作り込まれた」或いは「頭を使う」タイプの作品ではある。

摩訶不思議な映画体験が味わえるので一度観てみては如何でしょう❓👀
ysm

ysmの感想・評価

2.0
???

嵐電沿線の風景が楽しめる…わけでもなかった。
狂気のナンテン。
好きなところはキツネとタヌキのシーン、帷子の辻のエピソード、時間をわりと自在に跨いでいくショットのつなぎかた、一人でいると思った部屋がそうではなかったなどショットやカメラワークでの驚きがある
残念だったのは美しくないと思うシーンが目についたこと。夜の駅、河岸、嵐電を上から見下ろすシーン。意図的に美しさからずらして、絵にならない京都=地続きの日常のなかの一瞬のリアルを追求しているのかとも思いましたが、その割に突然の演劇調の非日常の抑揚になるシーンもあり、腑に落ちませんでした。
Sakko

Sakkoの感想・評価

-
冒頭がすごく好き、最後に冒頭に返ってくるのも好き
あと時々鳴るひょうきんな効果音も

場面がバシバシ切り替わってファンタジーって雰囲気じゃないのに現実の世界線がよく分からなくなってきて、登場人物たちの気持ちにも靄がかかったような
なんか癖になる
雪音

雪音の感想・評価

2.8
部分的に演劇部の発表会?もあり、なんとも掴みきれない作品ですね。

文学的なのかもしれないけど正直言ってわかりません...。


嵐山デートが懐かしい。
メイ

メイの感想・評価

3.2
前情報も嵐電の知識もなにも無しに見てしまったので、ちょっと見切るのしんどかったな

それでも退屈というほどではなかったけど

雰囲気味わい系だよって知ってから見たら、だいぶ心地よいかもしれない
らいと

らいとの感想・評価

3.1
良かった。
不思議な感じ、嫌いじゃ無いけど、好きとも言えない。嵐電のある町を知ってるかどうか何だろうか?
京都/嵐山/嵐電を舞台に、世代の異なる3組の男女を中心に物語は描かれる。が、単純な心温まるヒューマンドラマではなく、どこか「異世界」の香りがつきまとい、帷子ノ辻の伝説をモチーフにしたシーンはその象徴。
どこからが現実でどこまで幻想がなのか、また現世なのか彼岸なのか。その線引きが曖昧なことで物語に深みと余韻が生まれている一方、同時にわかりにくさを伴っている。ここは見る人によって好みが分かれるところだろうが、私はこの世界観がとても心地よかった。
また、役者さんたちの演技が素晴らしい。白眉は大西礼芳さんで、すっかりファンになってしまった。
アマプラ。SFのリストを彷徨っていて発見。思わぬところで嬉しい知り合いに出会った気分でクリック。これをSFにしてくれた誰かに感謝。だってこいつは傑作だから。でもSFかどうかはわからないけど...

オープニングの踏切がよい。不自然に歌われるセリフ、そして最終電車の後という余韻。そこから余韻の向こう側まであっという間。なんでこれを映画館で見なかったんだという悔しさ。同時に、出会うべき時じゃないと出会えなかった作品だったのだという感動。

みんなに見てもらいたいけど、それこそ狐と狸の夫婦を見たと言うようなもので、信じてもらえないかもしれない。でもやはり見てもらいたい。だって、これは映画だし、これが映画だし、これを映画と言わなきゃ、何が映画なんだという感情があふれてくる。

それは純粋にフィルムへの思い。好きから始まり、強い思いへと変化してゆく1コマひとコマが、なんとも丁寧に、大胆に、繊細に、そしてノスタルジックに、アトラクションとして、よく知っているけれど実は異界でもあるような場所へのツーリズムとして、つながってゆく。

なんといえばよいのだろうか。リュミエールのフィルムが持っていた原初的な映画の力を再現しながら、メリエスの見世物的なテクニックを織り込んでくると、映画とは人間の姿をしていなければならない(チネマ・アントロポモルフィコ)とした、あのヴィスコンティと彼の背後にいるブラゼッティのような師父たちのリアリズムを、どこまでもコミカルに、方言の飛び交うコンメデイア・デッラルテのように味付けしながら、賢治の銀河鉄道にジブリの千尋が乗り込むような、そんな感覚を味合わせてくれる。

そういえば、『ゾンからのメッセージ』(2018)でも、フィルムの手触りを確かめるようなフィルム・スクラッチングの技法が使われていたけれど、ここでも多重露光によるエフェクトは、きっと初期の映画のような質感がほしかったのではないだろうか。それはまるで、ぼくが最近見たばかりのブラゼッティの『Resurrectio(復活)』(1931)みたいだったのだ。

そもそも、フィルムに映るものは、リアルだけれど幽霊(ファンタズミ)だ。ファンタズマのようなリアルであり、リアルなファンタズマなのだ。そして映画とは、このリアルとファンタジーの閾を住処とし、そこに映画的な語りの空間を見つけるものなのだろう。

そんな、なんだかアガンベンの映画論にでも使えそうな内容を、なんだかすごくスッキリと、しかもジワリと感動的に、おとなのドキドキのスパイスを効かせながら、味わわせてもらった気がしている。

追記1
「ゾンビのメーキングが出てくる映画に外れなし」という法則ができそうな気がするな。

追記2
あがた森魚のサントラほしい。Apple Music にない。おもわず CD 買いたくなってきた。あの音はよい。映画の手触り感と同じくらいよい。
せんり

せんりの感想・評価

2.8
チャリンコ爆走通学してた大学近辺の景色がほとんどでめっちゃ懐かしかった。
内容はちょっとよくわからんかったな。
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