【第68回ベルリン映画祭　女優賞】
パラグアイのマルチェロ・マルティネッシ監督の長編三作目。ベルリン映画祭コンペに出品され女優賞など三冠を達成、各地の映画賞を席巻した。

パラグアイ映画は初めてな気がする。中年女性カップルを描いた作品というだけでも少ないのにパラグアイからこの映画が出てきたというのは驚き。

中年の女性カップルである二人の女性、片方が財産の件で投獄されてしまう。そこでもう片方は隣人のドライバーをすることに…

淡々とした中にパラグアイという国の病巣や孤独感、二人の愛が刻み込まれていく。隣人や、そこの奥さんとの交流も印象深い。

非常によく出来た映画で、評価されるのはよく分かる。ただ、自分としては今ひとつピンとこなかった。結局何が言いたい映画だったのかが不明瞭に思われてしまった。

もちろん静かな演出や主演の女優さんの演技は素晴らしいが、もう一つパンチが足りないように思え退屈してしまった。物語的にも映像的にも何かフックがあればよかった気がする。

いい映画だし監督の力量は感じるが、個人的にはあまり刺さらず。色々見落としているのかもしれない。機会があれば再見したい。

• #第68回ベルリン国際映画祭

☆ ドラマ

• #撮影LuisArmandoArteaga
• #編集FernandoEpstein
• #衣装TaniaSimbron

話す量の早さについていけず。IMDbで調べたらあらすじの理解は大方あってたけど、でもよく分からなかった。隣の席の人とよく分からないって話になったからそういうことかもしれない。ストーリーの展開というよりも、主人公の置かれた状況と周りの人との関係が見えてこないのが分からない原因。夜の光を浴びてるシーンは良かった。