初鑑賞。
原作は未読です。
架空の国が日本の領土の一部を占領し、海保隊員が拘束される事態が発生。
政府は空母いぶきをはじめとする護衛艦郡を現場に向かわせたのだが…
戦争を放棄している日本はどう対処していくのか。有事の際の日本の動きってこんな感じなんだね。このままじゃ攻撃されるだけなのだからこちらも早く応戦したらいいと簡単に言っちゃえない事情があって。戦争と戦闘の違い、総理大臣の権限、自衛隊の事、戦争とは、平和とは…いろんな事が頭の中を渦巻きながら見た。
迫力ある海上での戦闘、艦内の緊迫した空気、戦闘シーン、ずっと緊張感があった。国のために命を懸けて働いている各自衛隊員たちの姿は良かった。ずっと緊張感が続くもんだからコンビニのシーンになるとちょっとほっとした。
戦闘最前線と国民たちの日常と対比させてるんだろうなとか、日々国民の安全を守るため働いてくれている自衛隊員たちのお陰で普通の日常が送れている事を気づかせるためにあるんだろうけど、この一連のコンビニシーンは必要だったのかな…。
戦闘により戦死者が出てしまってるのでそう簡単にもうお互い引き下がれないところまで行ってるしどうなるんだろと思ってたら、最後はあっけなかった。まぁ、あっけなかろうがなんだろうがやっぱ平和がいい。良かった。
ただ、あんな感じにすぐ国連軍がみんな集まれるのか…？都合良すぎ？？記者のあの報道で外国まで動かせれるかなあ…？あと拘束された海保隊員がどうなったのかまで描いて欲しかったな。
ずっと作品通して西島さんの口許の笑みが所々出てくるんだけど気になって気になって。おもちゃ発言もあったから何かあるんかと思ったけどなんもなかった…。
実際に有事となれば総理が炎上しそうだし、批評したがりのコメンテーターたちや色んな団体がここぞとばかりに自衛隊を叩いたりしそう。現実には絶対におこって欲しくない内容だったけど、色々考えさせられて良い作品でした。
