J四郎

空母いぶきのJ四郎のレビュー・感想・評価

空母いぶき(2019年製作の映画)
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かわぐちかいじ原作マンガの映画化もの。
この人の作品といえばミリタリー色が強い事が特徴ですが、コレに関してはどえらい改変が加えられている。

原作は読んで無いんですが敵は中国なのは聞いた事があります。アノ一党独裁国家に忖度でもしたのか映画版の敵国はヘンチクリンな新興国となっておる。
そのせいで凄まじいほどリアリティのない有り得ねぇなんちゃって軍事エンターテイメントに大変身。驚異のお花畑ファンタジーってとこか。

そんな改変をしても内容が面白ければOKなんですが、これが驚くほど面白くない。それっぽいシーンを並べりゃとりあえず体裁は整うしバレねぇだろって作っとる印象。ヘンな忖度をしたせいでやる気なくしちゃった?出演者はけっこう豪華なんですが無駄使いですね。

コレを最近やべぇ中国相手のシミュレーションとして本気で力を入れて作ってれば相当な作品になったんでしょうけどね。ま、こんな空気感や劇中の登場人物みたいにお花畑な事を言ってりゃ、ホンマにサイレントインベーションされちまうかも知れませんな。
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