難病を抱えながら日々を生きてゆく子どもたちを追ったドキュメンタリー映画。
子供らしいキラキラとした笑顔を見せてくれる裏で、その精神はかなり達観しているというか、大人っぽい。
きっと"死"というものが限りなく近いところで生きてきたせいでしょう。
小さな体なのに中身はもう大人。そこに彼らの苦労がみえてきて心苦しくなる。
ある少年が言いました。
「友達が死ぬ。それは不幸とは違う」
とても印象に残る言葉。その少年は既にいつくもの死と向き合ってきた。そして自分自身の命とも……
また、別のある少年が父親に「病院に見舞いに来るのは大変でしょ?」と、心配している様子に目頭が熱くなりました。
まだ年長さんです。そんな小さな時から親を気遣っているのです。
彼らの姿を見て、生きる勇気をもらえました。
彼らに感謝しかありません。大切なことに気づかせてくれてありがとう……