良かった、と思う
なんでもない日常を描きながら穏やかに語りかけてくるような作品、それが座席で観ている人の「今」や「過去」に重なるのか、重要なのか、響くか響かないかの問題
すすり泣く声も聞こえたし、笑い声も聞こえたし、すやすや軽い寝息も聞こえた
自分も一瞬寝落ちしかけた、それは「つまらない」というより「心地良い」が正しいのかも(あと寝不足笑)、観終わった後、体が物凄く温かい
良くも悪くも積み重ねがあって作品自体も丁寧な積み重ね
あの時あの場所で出会えたのが君で本当に良かったって後から思える事、素敵だと思います
ただ、作品好きとしてはハンカチ落として双方で拾い合って頭ゴツンとぶつけるような運命的な出会い嫌いじゃない笑。そもそも基本はリアルで経験し得ない事を作品に求めている訳だし、、しかしそんな作品に関係ない事は脳内から早めに排除しましたけど
作品ぽさと言えば、実は繋がりがあって作用し合ってるという凝縮感は好き
三浦春馬さんのあの表情、この作品の雰囲気を物語っていて凄くいい
矢本君が個人的に最高だった、イラッとするんだけどストレートで気持ちいい、出会いが無いってぼやく人、ホント嫌い同感笑
安定の多部ちゃん、安定の原田泰造さん
恒松祐里ちゃんのまたまた新鮮な演技も良かった、合唱シーン懐かしい泣
親子の遺伝的危機対処能力も良かった笑
クスッと笑えたり温かくなるような特別ではないけど良いシーンが多い
そしてそして斉藤和義さんの曲メチャクチャ良い!所々出てくる路上ライブの弾き語り、バラード調も沁みた
この作品は観る時期観る環境で感じ方が変わると思うので少し間を置いてまた観ようと思ってます