たく

アイネクライネナハトムジークのたくのレビュー・感想・評価

3.8
後味がすごく良かったね。
4組の男女や家族の小エピソードが絶妙に絡み合う構成を、映画の題名になってるモーツァルト「小夜曲」(今ではこの訳は使わないらしい‥)の4つの楽章になぞらえてる感じだった。

男女のその出会いが本物かどうかは、ずっと後になって出会ったのがこの人で良かったと思えるかどうかっていう一真のセリフが核心を突いてる。
それぞれのエピソードが最後にボクシングの試合という共通の出来事で一つにまとまるところ(ちょっとアルトマンっぽい)が上手かった。

三浦春馬は「こんな夜更けにバナナかよ」でも壊れそうな微妙な男女関係を演じてて、こういう役が上手いよね。
たく

たく