良かった。民族とかホロコースト系が苦手で避けていたのだがそれなりの年齢を重ねたせいなのか観たいと鑑賞。先祖がどう生き抜き自分がどうしてここにいるのか考えさせる作品だった。韓国や中国の友達から昭和史の教育は受けてるの？と聞かれて何も返せないほど学んでないなあと。太平洋戦争を生きた父母も語りたくなかったのか何も話さず亡くなっていった。ドイツは過去の間違いを認め国民が背負って受けているというセリフが忘れられない。賠償問題ではなく戦争や犯罪、暴力、失われた命の責任は誰がどう償えるのかなあと。
最近映画に求めていたのはストーリーでもなく風景、そこにいたるまでの心のプロセスであった。で満足した。
