こやち

ともしびのこやちのレビュー・感想・評価

ともしび(2017年製作の映画)
3.6
夫がある日何らかの罪によって収監される。主人公アンナはそれまでの平穏な日常を続けようとするがそれも少しずつ崩れていく。公式では「ヒロインが絶望の淵から生還し、ふたたび“生きなおす”決意を遂げる感動的なドラマである。」とあったが⁇

上階からの水漏れ、息子からは拒絶され、夫に懐いていた飼い犬にそっぽを向かれる。スポーツクラブの会員カードは無効だと告げられる。何もかもついてない。世間が自分を拒否している様にしか思えない。打ち上げられた瀕死のクジラに自分を見たのか。
そして夫の犯罪を確信してしまったハンナ。ダンナに「例のアレ見つけちゃったわよ」って言ってたからね。そんなダンナでもいなくなってしまったら孤独で誰ともほとんど会話がない。でもそれまでだってホントは孤独だったのかもしれない。まあここまでついてなかったら確かに生き直すしかないかな。自分の人生って何だったんだろうって疑問を持って歩き出す。
それにしても、ダンナはいい歳して何やってんだ。
一つ間違ったら自分もそう変わらないかも。今日は誰とも話してないし。ダンナが間違わない事を願う。

で、夏木マリとは。
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