年老いても続くハートフルな友情物語かと思いきや、一言でいうと『セックス・アンド・ザ・シティ』のおねーさまバージョンですね。
学生時代に仲良くなって、年老いてきた今でも続けている『ブッククラブ(読書会)』。
ホテルのオーナーや主婦、州判事、店を持ちたいシェフ、或いは夫に先立たれたり、プラトニックに冷めきってたり、別れてたり、ひとりで逞しく生きてたり、職業も状況もバラバラだけど、でも友情は変わらない4人。
この手の女子の友情物語は、海外ドラマでとても馴染みがあるので、観やすかったです。
独特のポップさというか、軽やかさがあって、ストレスなく観られるんですよね。
ティファニーカラーの包みをあけたら耳栓とか、ちょっとしたクスッとポイントも。
そんな中、読書会の題材に選ばれたのは、あの性描写で物議をかもした『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。
本に触発されながら、同時に起こったそれぞれの出会いや再会などを通して、それぞれが『幾つになっても年老いても、愛を諦めなくてもいいじゃない!』と前を向いていくお姉様方がとてもチャーミングで素敵です。
見てるだけで若返るというか、元気になる。笑
ラストはそれぞれにガッチリ愛を掴んで行きますが、それ以上に歳なんか関係なく、自分で決めて楽しんで良い、諦めたりすることなんて無いよ!と、人生の先輩方が背中押してくれる感じがします。
やけに重い映画とか観ると反動でほっこり系とかポップなのが観たくなるから、そういう時にちょうど良いかな。