ぴろぴろ

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのぴろぴろのレビュー・感想・評価

4.0
甘酸っぱくて、なんだかとても良かった。
大人は皆んな通って来た道だから。
男子のしょうもない感じもあるあるだし、卒業して次のステージに進む希望やチェンジもあるあるで、自分の時には無かったSNS時代の現代でも変わらない部分もあって、結構リアルに表現されていたと思う。 主人公ケイラを演じたエルシー・フィッシャーがお腹ぽっこりニキビ面で、イケてない感を上手く表現していた。
中学、高校時代は、人生で最も多感で他人の目が気になって、悩んだり背伸びしたり、「クール」とはほど遠い人の方が多いだろう。 「自分」という人間についての理想と現実にモヤモヤする頃。
でもね、大人になっても人付き合いは続いて行くし、そんなに劇的には変わらない気がするけど、それでも少しずつ距離感覚えて上手く生きられる様になるよ。
と、ケイラに話してあげたい。
父親の、娘を思う真っ直ぐな気持ちが 親としてすごく理解できて、こんな風に言葉に出して向き合える親子は素敵だと思う。 ケイラはケイラで思っている事があって。 このシーンがとても良かった。 今はウザいかもしれないけど、きっといつかケイラには分かる日が来ると思う。
そして今、自分もティーンエイジャーの親となって「ウザいよね、やっぱり」と分かっているけどウザい親で在りたいと思っている。

グッチ〜
ぴろぴろ

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